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心電図の勉強、15日目。~心室頻拍と房室解離~

はじめに

実力心電図―「読める」のその先へ

実力心電図―「読める」のその先へ

  • 発売日: 2018/04/01
  • メディア: 大型本
今日もこの本(↑)を勉強していきたいと思います。
今回は「促進心室固有調律」について勉強したいと思います。

心室頻拍

問題集の問題61、2級相当の問題です。

心室を発生源とする不整脈
心室期外収縮が連続で起きたものともいえる。
・3拍以上にわたり心拍数が120/分以上となる状態。
・しばしば増悪して心室細動に移行、心停止を引き起こす。
・QRSは幅広く、脚ブロック型。
・脚ブロック型のQRS波でRR間隔が一定の頻拍。
・P波はほとんどの場合確認できない。
・洞捕捉、房室解離、P波脱落などがある場合、診断できる。
・原因は異所性興奮の旋回、心筋細胞の自動能亢進など。
参考

房室解離

心房と心室が異なったペースメーカーにより支配されている状態。

・補充調律=下位の自動能が心室を調律する場合。
 → 著明な徐脈。P波とQRS波は無関係。
 → RR間隔よりPP間隔のほうが短い

・促進調律=下位の自動能が亢進して洞調律を追い越す場合。
 → 洞調律が遅くなった際に出現する。50-100 拍/分程度。
 → RR間隔のほうがPP間隔より短い

ここまで

心室頻拍(VT)は何度勉強してもややこしいですが、
とても重要な病態なのでしっかり勉強したいと思います。

今日はここまでにします。
次回も続きを勉強していきたいと思います。
(今日の勉強時間:40分)