対側性ST変化(肢誘導)
・Ⅰ、aVL、(V5~V6) ↔ Ⅱ、Ⅲ、aVF
・対側性ST低下は冠動脈近位部での閉塞を示し、死亡率が高い。
・Ⅱ、Ⅲ、aVFでST上昇の下壁梗塞では7割以上で対側性ST低下が生じる。
・広範囲前壁梗塞(V1~V6)でⅠ、aVLの領域を巻き込むと、Ⅱ、Ⅲ、aVF誘導に対側性ST低下を生じる。
・後壁のST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)ではV1~V4に鏡像変化(ST低下)として認める。
→下壁梗塞でV1~V4にST低下がある時、後壁梗塞の合併を疑う。