心電図検定1級、心電図マイスターを目指すブログ

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心電図の勉強、105日目。~右脚ブロック、心室内伝導障害~

はじめに

今日からこの本(↑)を勉強していきたいと思います。
 

右脚ブロック

・一般集団の2-3%の頻度、50人に1人くらい。
・基本的には心疾患との関連はない良性所見。
・脚ブロックの場合はストレインという言葉ではなく、2次性ST-T変化(=QRS波に随伴した変化)と呼ぶ。
右脚ブロックではV1-V2に2次性ST-T変化
左脚ブロックではV5-V6に2次性ST-T変化がみられる。

右脚ブロック時の高電位差の診断

・V5(V6)誘導のR波>15mm
・Ⅰ誘導のR波>11mm
 Vandenberg BF, 1991
 
・右脚ブロック型+左軸偏位、左房拡大を伴えば左室肥大の可能性
・左脚ブロックでは左室肥大の診断は困難。
 → 心エコーで診断。
 

心室内伝導障害

・脚ブロック(完全右脚ブロック、完全左脚ブロック、不完全右脚ブロック)
・分枝ブロック(左脚前肢ブロック、左脚後枝ブロック)
・非特異的心室内伝導障害
 

ここまで

今日はここまでにします。
次回も続きを勉強していきたいと思います。
(今日の勉強時間:15分)