陰性T波
・T波の形は陽性、陰性、尖鋭、平低、二相性などと表現される。
・aVRでは陰性T波は正常。
・正常でもⅢ、aVL、aVFで陰性T波がみられることがある。
・若年者や女性ではV1~V2で陰性T波をみることがある。
・急性心筋梗塞や心筋虚血では左右対称の陰性T波(冠性T波)。
・左室肥大=非対称のストレイン型の陰性T波。
・脚ブロック、WPW症候群でも陰性T波がみられることがある。
・貧血、低蛋白血症、電解質異常、内分泌疾患、感染症などでもみられることがある。
巨大陰性T波
・振幅が1mV以上の陰性T波。
・心尖部肥大型心筋症、心尖部の虚血、たこつぼ心筋症、心筋炎など。
・QT延長症候群、肺塞栓、中枢神経疾患など。
・左室高電位+巨大陰性T波=心尖部肥大型心筋症の疑い。
ここまで
今日はここまでにします。
できるだけ少しでも続けていきたいと思います。
次回も続きを勉強していきたいと思います。
(今日の勉強時間:30分)
- 作者:谷内 亮水
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