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心電図の勉強、17日目。~ⅢやaVFのQ波について~

はじめに

実力心電図―「読める」のその先へ

実力心電図―「読める」のその先へ

  • 発売日: 2018/04/01
  • メディア: 大型本
今日もこの本(↑)を勉強していきたいと思います。
今回は「ⅢやaVFのQ波について」について勉強したいと思います。

Q波

・QRS波の一部。
・Q波は心室中隔の収縮を反映する。
心室中隔は心室全体より少し早めに収縮を開始する。

・正常なQ波は、波形は小さい。
 →0.1mV、0.04秒以下(小さな四角一個以下)が正常なQ波。

Ⅰ、Ⅱ、aVL、V5~V6に見られる小さなQ波は正常なQ波(中隔性Q波)。

異常Q波

・異常なQ波は、波形が大きい。
 →小さな四角一個以上の大きさ。

・異常Q波=「R波の高さの1/4以上」という基準もある。
 →ただし、絶対的な基準はない。

異常Q波は、V1、Ⅲ、aVL、aVR単独では病的意義は乏しい
 →垂直位心(aVLのみにみられる)。
 →水平位心(Ⅲのみにみられる)。

時計方向回転でも、みられることがある。
 →Ⅲ、aVF誘導のQ波、Ⅱ誘導にも小さなQ波(正常)。

・横位(水平位)心。
 →左軸偏位、Ⅲ、aVFにQ波、Ⅰ誘導でS波。

ここまで

今日はここまでにします。
次回も続きを勉強していきたいと思います。
(今日の勉強時間:30分)