心電図検定1級、心電図マイスターを目指すブログ

心電図検定1級、心電図マイスターを目指します。

心電図の勉強、26日目。~RR間隔が整の徐脈性不整脈~

はじめに

実力心電図―「読める」のその先へ

実力心電図―「読める」のその先へ

  • 発売日: 2018/04/01
  • メディア: 大型本
今日はこれらの本(↑)を勉強していきたいと思います。
 

RR間隔が整の徐脈性不整脈

・RR間隔が整の徐脈性不整脈の鑑別
 ① 完全房室ブロック
 ② 高度房室ブロック
 ③ 洞不全症候群(Ⅰ型)=洞徐脈

完全房室ブロック

・P波とQRS波が対応せず、完全に解離する
・P波の周期はほぼ一定。
・QRS波は幅広く、徐脈で周期が一定(心室補充調律)。
 →規則正しい徐脈を呈する。
・QRS波の周期はP波の周期より長い。
・補充調律がない場合、心停止となる。
房室伝導が回復する時間帯があれば、高度房室ブロックと診断する。

高度房室ブロック

・房室接合部の伝導遅延または途絶により生じる。
・QRS波が3:1以上の頻度で脱落する。
・P波がQRS波と対応したときだけ、RR間隔が短縮する。
 →この場合のみQRS波の波形が異なる。

洞不全症候群(Ⅰ型)=洞徐脈

・洞結節からの興奮が単に遅くなったもの。
・洞結節の刺激生成能低下によって生じる。
・PP間隔が1.2秒以上延長し、同時にRR間隔が延長する。
・1.5秒以上の延長で臨床的に有意とする。

ここまで

QRS波の波形に注目して、
完全房室ブロックと高度房室ブロックの見分けを
しっかりしていきたいと思います。
 
今日はここまでにします。
次回も続きを勉強していきたいと思います。
(今日の勉強時間:30分)
 
 
 

実力心電図―「読める」のその先へ

実力心電図―「読める」のその先へ

  • 発売日: 2018/04/01
  • メディア: 大型本